かつて日本に猛る武士の心あり、のちに泰平の世が作り上げられるまで、
戦国たる世には数々の武将が、己が行き着くところまで魂を燃やし続けた時代がありました。

そこには武具装具の美、姿振る舞いの美などだけではなく、
魂の美とも呼べる勇猛かつ繊細な志と生きざまが埋め込まれています。

現代の日本にあってその心は薄れつつも、武士の心が消えてなくなることは決してないでしょう。
まさに今こそ漫然たる時代を切り開く、猛る意志が求められているといっても過言ではないでしょう。

諏訪原寛幸の描く戦国の豪傑・英傑は、生き生きとした姿で
憂愁・精悍な眼差しから、鬼気迫る迫真の姿まで、繊細な筆致で大胆に描かれています。

諏訪原寛幸が描くのは戦国期だけにとどまりません。
平安から幕末、明治維新以降の人物・出来事をはじめ、様々な時代のドラマを描く諏訪原寛幸の世界観は、
鮮やかに研ぎ澄まされ堂々と繰り広げられます。

また、諏訪原寛幸が描く「三国志」の世界にもファンが多く、重厚な歴史を味わい深く紐解きます。
さらには古事記にまつわる古代の人物・出来事から、海外の伝説や、その他フィクションまで、
様々な時代と場所のドラマが鮮やかに描かれています。

1969年茨城県出身。96年よりイラストレーターとして本格的に活動を開始。
これまで手掛けてきた主な作品は「真・三国無双」「戦国無双」などのゲームキャラクターや
月刊「歴史街道」を始めとする出版刊行物へのイラスト提供、
日本コカ・コーラより発売された「ジョージア缶コーヒー 戦国時代の武将シリーズ」の作画も努めた。
全国各地で行われる歴史イベントで展示会やポスター制作なども行い、世界中の歴史人物を幅広く手掛ける。
また、作画の域はそれだけに留まらず、心和む縁起物イラストや迫力溢れるモンスターなど
制作の幅を現在も広げている。

自分の作品を通して改めて日本についてもっと知る・興味を持つきっかけになればいい...
また、イラストを見ていただいた方へ心震わせる感動を提供したい。

そのような想いを抱き日々活動している。

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